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渓流に棲む魚たちの姿や渓の流れを釣人の視線から見たままを切り取るように撮っているつもりです。

 ここに写っている魚たちをほとんど持ち帰ってきません。今度は、この写真を見たあなたが釣ってください。そして、川原に小さな水たまりを作って魚を入れて観察してみてください。美しい模様、それぞれ個性のある顔、そんな渓流魚達を無造作に魚篭や袋に入れて持ち帰るのはやめましょう。川に返してやれば次に訪れたときもあなたの竿を曲げてくれるでしょう。

  “天然”とか“ネイティブ”と呼ばれる自然の川から生まれて育った魚は滅多に釣れません。放流されたばかりの稚魚やエラが未発達であったり、尾びれが傷ついて丸まっている魚をたくさん釣っても悲しくありませんか?

釣りをしないほとんどの人は川の魚たちの今の姿を知りません。渓流釣りを趣味として愛する釣人が大切に扱ってやらなければ渓流の魚たちの未来はそんなに永くないと思います。どうしてもキープするのなら、せめて自分が食べる1尾と帰りを待ってくれる人の分だけにしませんか。それでは、ごゆっくりご覧ください。